栗は植えて何年くらいで実がなるの?とよく聞かれます

丹波栗 栽培日記

知り合いに丹波栗栽培の話をしますと、「栗植えて何年くらいで実がなるの?」と必ずといってよいほどよく聞かれます。そういう時は、「桃栗3年、と言うように、3年目には実がなるけれど、本格的には7年目くらいからだね。」と答えています。

実物がわかりやすいので、下が3年目の夏。農家の収穫と言えるような量は採れません。

そして、下が4年目の夏。ちょっと栗らしくなってきます。

でも1本で0.5キロもとれるかどうかです。JAや普及所の方は、4、5年目くらいで収穫が増えるようにおっしゃることもありますが、いやいやまだまだどうして。”甘い言葉”に乗せられないように気をつけましょう(笑)!丹沢のように収穫量が増えてくるのが比較的早めの品種でも6年目くらい、銀寄のように増えてくるのが遅めの品種では7~8年目くらいまではほとんど収穫はないに等しいのですから。

(2019年追記  できるだけ早く、そしてたくさんの栗の収穫がしたい人は断然和栗の鉄板品種「筑波」を選びましょう!3年目から結構たくさんなってくれます。それと受粉樹も忘れずに。西日本なら受粉樹は「銀寄」「紫峰」あたりで。都市部で土地の制限がある方は筑波の枝のひとつに銀寄を春に接木してもいいでしょう。)


栗苗の新植は、身体が健康な早めのうちにしておかないと、収穫はいつになることやら、本格収穫にたどり着くには、長期の計画性と、なにより植えたご本人の健康管理と長寿がとっても大切です。

 



コメント