糖度計で測る果実の糖度は実は、、、(なんでも「糖度」測定にもの申す!)

よくスーパーで販売されるスイカに「糖度14度」とかって表示あります。「糖度」が高いってことは、甘いスイカってこと。これ、スイカでは概ね正しいです。クリで「糖度」測定、食べた甘さがわかるか?、ハイこれあまりわかりません、解釈の誤りなんです。
 
概ねって、解釈ってどういうこと?と思われた方は筋がよろしいです。さらに、「糖度計」の”イカサマ”を既にご存知の貴兄は科学の達人です。いやほんとに、世の中の人をダマして「糖度計」って初めに言った人に私、怒ってます٩(๑`^´๑)۶プンプン
 
実は、巷に流通するBrixを測定する糖度計は、単に水溶液の屈折率の変化を見ているだけで、タダの「濃度計」でしかないんです。食塩でも酸でも水溶液になっていれば、Brixを上昇させます。「もしも砂糖水だとしたらその濃度がこのくらい」ということは示してくれるものの、モモとかミカンとか窒素分の硝酸塩やアンモニウム塩やカリ、クエン酸、リンゴ酸など酸味成分なども多く含まれる果実では、「本当の糖度」は高くないのに、見かけ上の「糖度計が示すニセ糖度」が高い不味い果実があり得るわけ。おまけに、栗は果汁が少なく、タンパク質成分も多いので、正確に甘み、食味を比較する指標にはなりにくいのです。
 
というわけで、間違ってもクリ栽培でBrix値のみに重きを置いて、施肥や品種を検討してはいけません!!スイカだけにしておきましょう!!ゼイゼイハアハア( ̄◇ ̄;)
 
※(追記) 甘さの近似値の指標として「糖度計」測定実施するとして、「栗をすりつぶして、絞って液体成分を採取して液体成分のみを測定」することが最低条件です。サツマイモや栗やジャガイモをつぶして直接測定器のお皿に詰め込んでいる方もいらっしゃるので、それはホントいけません!!なんだか屈折率変化による謎のBrixもどき測定数値が出ているだけです。
 
っておはなしでした。果物での「真の糖度測定」を否定するわけではなく、するならもっと精密な成分分析が必要です、ってことです。
 


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