丹波栗の現役最古木のひとつ

丹波栗 栽培日記
今回は丹波市柏原町にある推定樹齢100年の丹波栗の現役最古木のひとつのご紹介です。
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古木特有の威厳とオーラが出てます。

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複数本の栗古木の群集が威厳を放っています。栗栽培農家としては「萌え萌え」です。

栽培品種の栗は、樹木としては非常に枯れやすいため、このような現役の古木はなかなかお目にかかれません。谷あいの排水のよく効いた西向き斜面に位置。栗作りの匠の努力で保全されて来られました。いやはや、素晴らしいです。

丹波地方では古木は北西向きの斜面に多く、栗を漢字で「西の木」と書くのはその通りなのだ、とある先輩から習いました。ちなみに、木にイガがなっている様子の象形文字、と語源の辞典にはあります。

昭和の終わりから平成の初めにかけて枯れた丹波地方の栗古木が多いのは、バブル期の経済変動が関わったのか、温暖化が本格化したからなのか、ナラ枯れのように複合要因による流行病虫害に起因したからなのか、探求すべき興味深いテーマですね。


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