栗栽培にとってスズメバチは好きなのに一緒になれない恋人のよう

今年もスズメバチの女王蜂が活動を開始。新植3年目の前の主幹に営巣中の姿を発見しました。まだ働き蜂は卵か幼虫なので、単独行動です。駆除対象か、否か、悩みながらの日々です。最終的には作業をする人間が刺されては大変なので、おそらく駆除するしかないでしょう。

 
基本的にスズメバチ、特にオオスズメバチはカミキリムシ、ハムシ、コガネムシ、蛾の幼虫といった栗の害虫のオールキャストを捕食してくれます。なので、栗栽培にとっては究極のスーパー益虫です、、、ただし、栽培家が刺されてアナフィラキシーショックで死んでしまわなければ。命を落としてしまっては栽培の元も子もありません。栗栽培のスーパー益虫なのに駆除しなくちゃいけないなんて、大好きなのに諸事情で一緒になれず別れなくちゃいけない運命の恋人同士のようです。
 
もしかしたら、オオスズメバチの減少が西日本での栗枯死増加の一因、という仮説も説得力があります。ナラ枯れ増加との関係は?どうなんでしょう?
 
もしオオスズメバチが進化して、メスが刺す針を失ったら平和に人と共存共栄できます。バイオテクノロジーでならこんなオオスズメバチを生み出すことも、今の科学なら十分可能な時代だと思います。さて、これは神を畏れぬ赦されざる行為でございましょうか?


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