栗古木探訪 3回目は、秘境に行ってきました。京都府最高峰の皆子山山頂付近から西尾根、ツボクリ谷源頭、皆子谷源頭には、広大な栗の原生林が広がっています。
王様の風格。今年の湿ったドカ雪で側方の大枝が折れてしまっています。少々残念ですが、自然の摂理ですから、素直に受け入れないといけない変化です。推定数百年の古木。西日本最古木栗の候補のひとつ。とにかく美しい。
標高が900メートル以下になると枯死増加して(ナラ枯れ、アカマツ枯れも多い)栗の木が優勢ではなくなります。おそらく、現在の気候では、近畿圏の栗栽培好適地は標高が900メートル付近ということ。
栗栽培家として至高のゴールデンウイークを過ごせました。
※なお、皆子山西尾根は一般登山コースではありません。道はあって無きが如くです。よく山慣れた方か、GPSの案内がなければ、迷子・低山遭難になるおそれがありますので、十分お気をつけください。知る人ぞ知る北山の奥座敷、秘境ですから、環境の保全にも十分ご配慮のほどを。
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