とある名言「栗ほど枯れやすい果樹は他にない」

丹波栗 栽培日記
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写真はしばらく前の5月の近隣他園のものですが、元気がありません。この樹も大きく元気だったのに、この後ひと月ほどですっかり枯れてしまいまいました。このように毎度の事ながら今年も6月の栗立ち枯れが発生しています。
 
幸い自園では、今年の成木の立ち枯れはおそらく免れることができました。がしかし、写真のように20年を越す最盛期の成木がポックリ枯れてしまう現象が丹波地方で近隣園を含めると、あちら此方で毎年のように起きます。
 
原因は??昨年の自験例でも分からず仕舞い。凍霜害が成木で見られているのか、ファイトフトラ感染(疫病)なのか、クリフォネクトリア感染(胴枯病)なのか、黒根立枯れ病なのか、カシノナガキクイムシによるナラ枯れなのか、はっきり判別出来ないものが大半です。写真の樹の例では、凍霜害によるものか、ファイトフトラ感染(疫病)かが疑わしいです。丹波地方でのかなり強めの剪定が樹木に強いストレスを与えている可能性もあります。おそらく単一の原因では無いのでしょう。しかし結局はっきりとは未だよく分かりません。ただ、皆子山山頂一帯での栗林原風景 https://chestnutfarming.info/2017/05/05/%e4%b8%b9%e6%b3%a2%e6%a0%97%e5%8f%a4%e6%9c%a8%e3%82%81%e3%81%90%e3%82%8a-%e7%95%aa%e5%a4%96%e7%b7%a8-%e7%9a%86%e5%ad%90%e5%b1%b1%e6%a0%97%e5%8e%9f%e7%94%9f%e6%9e%97/を体験すると気候の温暖化が原因の本質だと思って間違いはなさそうです。
 
暑く成り行く西日本において「立枯れをいかに少なくするか」、丹波栗栽培にとってはまだまだ最難関のテーマです。「栗ほど枯れやすい果樹はない」という今日の記事タイトルは丹波栗の大御所Aさんの名言でもあります。
 
 



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