晴れの日に収穫 丹波栗栽培hints#8

丹波栗 栽培日記
栗栽培のお師匠さんから始めた頃教わったのは、「雨降りの日に拾った栗はあかん。」ということ。植物病原性カビの主たるものはフンタマカビ鋼グロメレラ科コレトトリカム属(植物炭疽菌)のカビによるものです。一般に“実炭疽”と呼ばれるやつです。雨降りの日に拾った栗はこのコレトトリカム属カビの感染を受けやすいのです。それにしても実炭疽菌が属するグループの名前がフンタマカビとは凄い命名ですね!でも実炭疽の栗を長期放って置くと確かに「白い塊のフンタマ」っぽくなるので、いい名付けだと感心します。

今年の丹波栗の保存性は全体に良好でした。というのも収穫期の秋の天候が晴れが多く、適度に1、2日雨降って、また晴れてという繰り返しだったからです。そのおかげでカビの感染が少なくて済んだのです。
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私の経験では、この栗の実へのコレトトリカム(実炭疽菌)感染は先天的なものは少なく、多くは後天的、すなわちポストハーベストの段階での感染が主です。座の部分の湿った部分からクリシギゾウムシの産卵孔を通して感染する経路と、果頂部の裂果から感染する経路の2通りが主経路と見ています。

コレトトリカム(実炭疽菌)感染の対策は、さらに少し専門的で長くなるので、次回の更新以降で書いてみます。



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