この時期の栗の苗につく昆虫 蛾の幼虫とジョウカイボン

丹波栗 栽培日記
栗農家にとってやっつけるべき虫。

幼苗の葉が縦方向に二つ折に畳まれている場合、中ではヤガ科の蛾の幼虫(キリガやヤガ)が眠っています。↓

毎晩寝床を替えながら、新芽から吹いたばかりの若い葉っぱを1匹で全て食べ尽くして時に新植苗を枯らせてしまいます。この時期、丹念に潰して回りましょう。
ブチッ、ごめんなさいね。アカバキリガの幼虫。
ナシケンモン、かな。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。ブチッ。薬とか要りません。手袋と指で十分です。時間的にも薬剤を準備する方が面倒。


一方、栗農家にとってやっつけなくていい虫さん↓
花の周りを飛び回る2cmほどの虫さん。
アップで見ると↓
ジョウカイボン(浄海坊)、英名soldier beetle。名前がカッコいい粋な昆虫で栗の樹によくやってきます。。

カブトムシ亜科、ホタル上科、ジョウカイボン科の肉食昆虫です。

いろいろな栗の害虫を食べてくれる栗農家にとって大事な味方です。間違って退治しないようにしましょう!



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