この10年で最も収穫期が遅めです

丹波栗 栽培日記
私がクリ栽培を始めたのは、12年前。当時は年々、収穫期が早まっていて、「温暖化の影響で」と言っていたのですが、今年のように長梅雨と8月9月の最低気温の上昇(亜熱帯気候化)が続くと、逆にこの2年は「温暖化の影響で」早生品種の収穫期が明らかにまた遅く(戻って)なってきました。

今年の早生品種の収穫期は、9月中旬以降になる見込み。

都合よく「温暖化の影響で」という言葉を使っていますが、気候の変化によって原因の名称はともかく、栗の栽培がとても大変な気候になってきていることは実感されます。

私が西日本低地でのクリ栽培の継続には、耐暑性の台木品種の開発が不可欠だ、とこのブログでも繰り返し申し上げている通りです。

「夏に枯れた。どうしたらいいか?」という声も頂きます。枯れにくい品種、枯れにくい良い台木、枯れにくい土壌環境・圃場を選ぶ、圃場で接木の優位性、施肥の内容とタイミング(芽が動かない冬季の多肥は避けて、春秋に窒素を利かせる)、夏季渇水時の灌水、虫害防除、除草剤避ける、などなど多くのファクターが関わっています。





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