皆子山の大自然の栗樹の姿から、栗栽培のヒントを学ぶ

丹波栗 栽培日記
今回は大自然の中で、栗の樹がどのように長寿に元気に生きるのか、クリを新植される場合の参考となります。では、実際の様子を見てみましょう。
こちらが、京都府最高峰皆子山に在します栗の王様。
このような健全な栗の大木は、冬は氷点下となる山頂近くの沢の源頭部のような1)寒暖差の大きな気候、2)15度から30度の傾斜地、3)水が流れる沢の最下点からは2mほど高さが上がったところ、そして4)尾根筋から一段、15mほど標高が下がったところ、すなわち強風を避けられる位置、そして最後に5)北向き斜面、にこの立派な樹々はそそり立ちます。

栗は、元来こういう場所でこそ元気に永く健全に育つ植物です。新鮮な水は必要だが、溜まらないところ、降雨時の流路でないところ、水捌けのよいところ、強風が直撃しないところ、寒暖差のあるところ。

大自然の姿から、栗栽培の何かヒントを汲み取って頂ければ幸いです。


コメント

  1. 栗坊 より:

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    そうですね.
    我々は,自然に抗ってきたのですね.
    できるだけ,そのことを汲み取って,と思います.