栗の新植をされている方は、クリオオアブラムシの発生に注意の時期です。
このように健全な発育をしているように見える新植1年目の苗でも、芽の裏をのぞいて見ると、、、
アブラムシは直接的には枯死を来す程の害は与えないものの、樹幹に傷を作り各種の病虫害の侵入ゲートを造ったり、各種の感染症を媒介して、長期的に栗枯死リスク増加につながる厄介な害虫です。驚異的に急速な増殖力のため通常、テントウムシやジョウカイボンが現れて制御してくれるまでに多少の時間的ズレがあり、栗の新芽の養分を吸い、共存するアリと共に芽の基部を痛めつけてしまいます。
ですので、丹念にすり潰しておくか、牛乳スプレーで窒息させる対応が良いです。(増殖スピードが速いため薬剤耐性獲得しやすいので、薬剤散布で対応の場合は、薬剤ローテーションが必須です。新苗ならゴム手袋で潰した方が速いかと。)
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