中国栗、板栗の主産地のひとつである河北省の産地の様子をご紹介いたします。
(現地栗輸出会社のTim Yuanさんによる写真をご厚意でアップさせて頂きました。感謝。)
中国は、近年栗の生産量を急速に拡大させてきており、世界の栗生産量の80%を産出する栗農業界の圧倒的な巨人となっています。しかも、日本では困難な栗の有機JAS認証も取得。世界中でそのむき栗が親しまれています。
日本での剪定とほぼ似た方式をとられています。
見渡す限りの広大な栗園が見て取れます。
栗園の一部で栗に寄生するキノコの栽培がされています。
chestnuts mushroom、日本での名称は何というのでしょう?
(追記)その後、袁さんからお届け頂いた写真です。見た感じ、マイタケでしょうか??日本では栗園でマイタケ栽培、見たことありません。栗の根はそもそも菌類と共生関係にあって菌根を形成してこそ元気に育つ樹木ですから、すばらしいこと。おそらく、冷涼乾燥気候と無農薬ならではの賜物でしょう。日本での栗栽培にも大いに参考にするべきことだと思われます。
<参考>
https://www.pref.nagano.lg.jp/kokusai/sangyo/kokusai/kouryu/kahokusho/kahokusho.html
河北省の人口約7400万人、気候は温帯大陸性モンスーン気候で、降水量は年間600ミリ程度、冬には寒冷で雨も少ないので虫害が少なく、栗樹は枯れにくく、中国栗栽培には至適条件です。
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