昭和初期の栗栽培資料をお取り寄せしました。
その内容を書き出してみます。
ーーーーーーーーーーーーー
1 若木の間は窒素過多ならざるよう注意し入梅以後追肥せざること。
1 樹の周囲8、9寸達する迄は落葉直後年々樹周を深耕し断根すること。断根量多き程効果あり。
1 共台若しくは親和性強き特殊なる台木に接木せし苗木は柴栗台に比して遥かに抵抗力強し。
1 共台若しくは親和性強き特殊なる台木に高接を施したる苗木は絶対に凍傷の被害なし。かくの如き苗木はその栽培方法如何にかかわらず断根して予防するの必要なし。
以上の諸条を注意するならば、栗の定植後の枯損は完全にこれを脱しうるものである。栗栽培において絶対に注意すべきはほとんどこの1点なりと言うも過言ではない。
ーーーーーーーーーーーーー
おお、今言われていることがそのまま書いてあります、偉大なり。(故・猪原慥爾氏に深謝)
コメント