丹波の雪化粧

丹波栗 栽培日記

正月1日夜からの積雪ですっかり雪化粧の栗園です。

季節内でも寒暖の差が大きく、当地は時折吹く強風がことさら強いので、若い苗は環境変化に対応しきれず衰弱してしまうものもあるようです。何とかみな秋まで生き残ってほしいと願っています。


ところで、栗の生育と地下水位の関係を論じた研究はあまり見たことがないのですが、かなり密接な相関関係があるように思います。これまで見てきたところによれば、地下水位が3.0m程度の排水がよい土壌の土地が栗の生育に最も適しているようす。基本的には持続的な水の供給は健康な栗の木の生育に不可欠。けれども、根が水に浸かってしまうような期間が数週間あるだけで途端にバクテリアの影響か、簡単に衰弱して、特に幼木はその後枯死しやすい。水田からの転作で苦戦している方も多いのも、このせいでしょう。

でも、実際このような至適条件で栗栽培できる人はどのくらいいるのだろう??


こちらは、寒さの中しっかり膨らみつつ、来るべき春の訪れを予感させる利平4年生の新芽。

このこは大丈夫だ。

今日は空がよく澄んで気持ちの良い1日でした。

これも栗の木。


12月に植え付けの2年生苗。冷えるけどがんばりな。

小さな訪問者の跡。うさぎと思われ。

そして自分の足跡。


今年も皆様にとっても、我が園にとっても

実り多き一年でありますようお祈り申し上げます。






コメント