今年の丹波栗の保存性は全体に良好でした。というのも収穫期の秋の天候が晴れが多く、適度に1、2日雨降って、また晴れてという繰り返しだったからです。そのおかげでカビの感染が少なくて済んだのです。
私の経験では、この栗の実へのコレトトリカム(実炭疽菌)感染は先天的なものは少なく、多くは後天的、すなわちポストハーベストの段階での感染が主です。座の部分の湿った部分からクリシギゾウムシの産卵孔を通して感染する経路と、果頂部の裂果から感染する経路の2通りが主経路と見ています。
コレトトリカム(実炭疽菌)感染の対策は、さらに少し専門的で長くなるので、次回の更新以降で書いてみます。
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