樹々は新芽を吹き出し、山の色は濃淡が美しい。暖かさに誘われて、虫達も動き始めます。農薬に頼らない栗栽培では、虫退治が忙しくなってくる季節。
こういう蜘蛛も栗の新芽が大好き、蜘蛛だからと言っても新芽の葉を害する事があり、また他の昆虫を誘引するので油断は禁物。退治することにしています。
そして、今年もついに登場、幼苗の宿敵のクロボシツツハムシ。星6つで小判型、てんとう虫に擬態していますが草食で、てんとう虫ではありません。ヒトの気配を感じると「死んだふりポトリ作戦」で逃げられるので、逃げられないように両手で捕らえます。
クロボシツツハムシ君は交尾が盛ん。意外に大食漢で、このように集中すると3日で幼苗の新芽は食い尽くされます。
こういう瑠璃色のハムシもいます。同じく退治。
蛾の幼虫もぼちぼちと出てきました。1週間余りで新芽を根こそぎ食べてしまうこともあるので、見逃さないようにします。
シャクガやキリガは巻いた葉の中に隠れるのが得意です。
またカシワスカシバというスズメバチそっくりさんなどがクリ幼木の樹幹に秋に産卵して幼虫がコブをつくっているので、見つけたら削り取って幼虫を退治して、保護材を塗布していきます。
もう初夏のような太陽の日差し。
定点観測。紫峰の展葉は銀寄よりも遅め、生育は今のところ順調。
去年のおさらいで、われらが強い味方、益虫シリーズ。
これはナナホシテントウが成虫になったところ。味方で益虫。
頼りになるソルジャー、「ジョウカイボン」。味方で益虫。
その他にカマキリがもうすこし後から出てきてくれる予定。
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