すっかり暑くなりました🌞
昼間の暑さは少々のことではこたえないのですが、連日熱帯夜となると、木々も夜間の暑さがこたえ、暑い夜と闘います。夜間の最低気温が24℃以下であることは、栗樹の長期生存に必須です。
Old ginyose tree.このところ、数日ザーッと恵みの夕立ち(通り雨)があって助かります。こちらは美玖里。まだ毬は小さめ。
柴栗台への筑波、銀寄の混合接木樹
栗栽培のこだわりは百人百様で、それぞれ楽しめるのが良い点です。一方で優先順位はしっかり付けておいた方がいいと思っています。
剪定の樹形や品種、摘果の仕方、土壌、収穫後の熟成など、いろいろこだわるところは満載なのですが、とにかく「栗は今の温暖化、多雨化、亜熱帯化の最中にあって枯れやすい」ことから、絶対的に
「枯れない樹の育成」
が最優先事項です。どんな剪定をしたって枯れちゃえば元も子もありません。そのためのよい台木の選択、よい台木の育成が大事です。
最後の写真は、40年生くらいの柴栗の主枝に銀寄と筑波を混合で接いでいます。ご覧の通り剪定はあまりしていなくてボーボーではありますが、もし枯れにくいよい台木があるのであれば(これが難しい条件にはなりますが、、)園地で目的品種を接木、という方法も良い栽培方法です。
なお、専門的には亜熱帯多雨地域用の台木開発は最重要課題で、これ無しには西日本での農業的クリ栽培は今後存続できません。
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