田んぼ跡に植えた栗が枯れる様子です。
栗は溜まり水が大嫌いです。クリ栽培にあたって、雨が降って地表面に水が浮いてくるような土地は避けることは、辛酸を舐めてきた数々の先人達の贈る教訓というか、クリ栽培の鉄則。
田では硬い耕盤層があって排水性が悪く、たとえその不透水層を一部で割ったとしても、中期的な栗の成長不全や枯死を防ぐことはかなり困難です。降水後の流路になるところや地下水位が60cmよりも浅いところでは、クリは健全に育ちにくいです。
それでもどうしても田んぼ跡に栗を植えたい場合には、かなり大規模な土壌改良を実施することが必要となり、大きな費用と手間がかかります。それならば、初めからもっと排水性のある場所を選ぶ方がずっといい。
栗の樹は空気成分の多いフワッ、ザクッとした栄養に富んだ土壌と水捌けのよい条件を選ぶ樹木なのです。
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