農園近況 ー接ぎ木のその後

丹波栗 栽培日記
{9892F4A1-C3B4-4163-8490-F0E21072BA80}
 
いつも例年、収穫期は忙しすぎてちっとも更新できず、やっとちょっと落ち着いてきたのでしばらくぶりの更新です。
 
春に行ったWhip and tongue graft (たぶん日本語では「舌接ぎ」という)の結果。かなり太い、指の倍程度の径でもよく付いている。切り口がほぼ露出しないのが良い。色々の接ぎ方を試してみて、最も結果が良かったのが、このwhip and tongue 、その次が切り接ぎだった。この2つは概ね結果良好。
 
何故か日本の教科書には舌接ぎはあまり見かけない。多少練習は要るが、それほど難しくもなく、ほとんど固定のテープもいらないくらい、固定がよく、いい接ぎ方だと思う。
 
一方、期待はずれだったのが、V字に切れる中国製かどこか外国製の接ぎ木バサミでついだもの。見た目はいい感じで接合したのだが、ハサミの切れ味がよくないか、綺麗に掃除できないので、感染しやすいのか、半分程度しか付かなかった(´-`)。もう来年は使わないし、他の人にもお薦めしません!経過を追ってみると、過去のエントリー(下記)の内容と違ってきたので訂正します。
接ぎ木ハサミが意外にgood(いや no good!!( H28秋訂正))



 
 

 

 

{A95C0925-82BC-4B6B-9E46-A6214D2653C7}

苗の定点観測。クロボシツツハムシの攻撃に耐えて、やっとここまで背丈にまで回復してきました。まだ落葉の気配はありません。

 

 

 
そろそろ凍害防止のための株緩めです。何だか揺らすのは樹が可哀想で気が引けるけれど、農業の先生方の教えには従うべし、ですね。来年はツツハムシに耐えて、すこし結実してくれましょうか。


コメント