それにしてもこの冬も暖かい

丹波栗 栽培日記
本年も宜しくお願い申し上げます。
剪定作業に追われる季節となりました。
今年の剪定は氷点下にならず、すこぶる快適な作業ができます。いつもなら長靴の底から冷えるので、靴下に貼るカイロが活躍するのですが今年は今のところ必要なしです。当初、今年は雪が多いとの予想だったようにも思うのですが、丹波は結果、暖冬です。県内スキー場も雪が少なくて困っている所も多いようですね。
栗園も下記ご覧のように全く雪の気配もナシ。(定点観測の4年生苗、剪定まだこれからです)




 
2年前の正月の写真と比較すると違いははっきり↓。



 
 
丹波地方の栗栽培にとっては、実は温暖化はかなり厄介な問題です。1月2月の気温が高いほど、栗がポックリと枯れてしまう現象が起きやすいというデータがあります。暖冬で耐凍性が早めに緩んで、春の遅霜や病虫害などでやられてしまう(凍害、霜害、立枯れ病など)のです。こうした霜害や病虫害にはかなり発生の地域差があるようです。
なんとか、うまく気候変動に順応した栽培方法を探求して、丹波栗栽培を向上したいと思っています。環境に適応している者が生き残る、が自然の摂理ですからね。
 
今年から、栗苗にカマキリの卵が沢山見られるようになってきました。以前は剥がしていましたが今は意図的に残しています。栗栽培ではカマキリは益虫と言ってよいでしょう(栗栽培では、学術的に一致した見解はなさそうなので「そうだ」と信じている、、というべきですが)。今年の春の働き(クロボシツツハムシ、カミキリムシ類との対決)に期待です。
 
毎年ながらこの山のような剪定枝(の何十倍も)が発生します。
 

 

 


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