栗の品種紹介 その7 紫峰 Shihou

丹波栗 栽培日記
こんにちは、紫峰です。
来歴は、銀鈴 x 石鎚。別名クリ筑波38号。品種名の「紫峰」は育成地(茨城県つくば市)に近い筑波山の別名から来ているそうです。果肉の黄色が特徴的で綺麗で料理映えするとともに、クリらしいとてもいいお味がします。個人的には好きな品種のひとつです。

皮離れはやはりよくはありませんが、筑波より少し剥がれやすい気がします。

見た目は筑波に結構似ているのですが、直接の親子関係はありません。祖父母に岸根がいるので、岸根の子供である筑波と孫の紫峰の似た外観には、岸根の遺伝子が影響しているものと思われます。果実をみると座の境界の波状線の形状で筑波と紫峰とを鑑別することができますが、栽培農家でもわかる人はあまりいません。私も先輩に習ってはじめて分かるようになりました🌰
綺麗にイガが開いて収穫しやすい栗品種です。
イガはデカいです。この品種も美玖里と並んでイガが大きいのが特徴で、立派に映える一方でイガに肥料を食われる分、収量は筑波に後塵を拝します。



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