台風に強いクリ品種ランキング

丹波栗 栽培日記
今回は台風に対する強さランキング書いてみます。強い順、熟練者の方には釈迦に説法。クリ栽培初心者向けです。

ジャカジャカジャン!

石鎚>筑波・利平・紫峰>美玖里・ぽろたん>丹沢・国見≫ ≫ ≫ 銀寄

Ishizuchi>Tsukuba,Rihei,Shihou>Mikuri,Porotan>Tanzawa,Kunimi>>>Ginyose
[typhoon resistance ranking of C.crenata]

日本の気候が亜熱帯性気候に近付いてきた昨今、栗農家としては台風害は死活問題です。
台風に極端に弱い、萌芽が早いため遅霜による凍霜害枯死を起こしやすい、という2つの致命的特徴を有する銀寄。The burrs of young Ginyose trees are blown off by typhoons every year.

直撃でなく遠くを通った台風だったのに、大半ボトボトに落ちました、、。

筑波に比して、結果まで数年多く年数が多くかかる上に、新植、施肥、剪定、草刈とたくさん手を掛けてきてやっと収穫期にたどり着いても、台風一過この悲しい状況。ああ銀寄、銀を寄せず。

温暖化と台風巨大化が予測される現状において、商業的栽培を目的とする人がこれから栗園を開園される場合、品種構成で銀寄1~2割程度までにしておくことを強くお勧めします。周りの木を全て切ってしまう前に、防風林の効果的配置にも留意しましょう。

そもそも寒さの指数5以下の土地での栗園開園は、暖地用の台木を選択しないとこれからの安定栽培は見込めないでしょう。
台風で主枝破断することも。



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