そして、これに並ぶもうひとつのテーマがあります。それは、『剥きやすくて、大きくて立派な、美味しいクリの育種』。合わせてふたつの大テーマ。
輸入には特別に定められる苗の状態の条件をクリアして、かつ国内に四箇所ある防疫所で検査を受けた上で、国立施設の温室内で最低でも1年の隔離栽培による検定を経ねばなりません。
そして、日本の外部環境への馴化、さらに数年以上かけて日本の優良品種との交配。結果にはまた5年ほど。そして選抜。とてもとても気の長い挑戦になります。
上の写真にある苗の果実です。このような形質は日本国内だけの遺伝資源では到底得ることができません。慎重に病虫害などに配慮した上での遺伝的に少しだけ離れたもの同士の交配は、新しい魅力の作物を生み出す源になります。
上の写真にある苗の果実です。このような形質は日本国内だけの遺伝資源では到底得ることができません。慎重に病虫害などに配慮した上での遺伝的に少しだけ離れたもの同士の交配は、新しい魅力の作物を生み出す源になります。
コメント
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楽しみです.地味な,でも夢のある,画期的なテーマですね.
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>栗坊さん
そうですね、防疫上の安全性に十分配慮しながら、一歩一歩進めていきたいと考えております。